公開日 2019年7月23日 最終更新日 2021年2月1日
夫婦カウンセラーの木村泰之です
日頃、夫の浮気、夫婦問題に悩んでいる方に接していますが、相談者に関しては
どこをどう切り取っても夫の不倫に関しての非はありません
それは私だけでなく、世の中の人もそう思うのです
『なんで奥さんが弱っているの、おかしいじゃない』
『奥さんが何で悪くなるの、そんな馬鹿な事はないでしょう』
『夫が悪いに決まっているじゃない、奥さんはガツンとやらなきゃ』
というのが世の中の声です
その声は相談者自身も自分の事でなければ同じように言っているはずです
しかし、いざ自分の事となると
『私が悪かった、夫を大事にすればよかった』
『私は夫に嫌われたくない」
『私は夫が怖い、どうすればいいの』
と、180度真反対の言葉を平気で口にします
しかし、問題はその自己矛盾を自己矛盾と思っていない事です
相談者にとって、自分の考えや行動がいかにズレているかを知らなければ
いくら夫に何かを言っても、もともとがずれているのですから意味がない
そのズレを矯正するには、闇雲に自分を否定する事から脱却する事です
もっと言えば、自分の評価基準が夫になっている事に気付く事です
『お前の事はもう俺は関心はない』
『早く俺と別れてくれ、それだけだ』
『お前と一緒にいても時間の無駄だ』
と、アホな事をしている夫の発言に弱っているのはまさしく人生の評価者が
‘不倫している人間‘
にしている自分だからなのです
その基準を変える事に注力をしなければいけない
アホな事をしている夫に評価されている自分を情けなく思っているか
それをカウンセリングの中で、相談者にいろいろな言葉で聞くのです
すると相談者は
『自分が弱いだけです、夫に依存している事が言い返せない原因です』
『ブログに書いてある平和ボケです、本当に自分が情けないです』
『夫が何とかしてくれるとばかり思っていました』
という相談者の表情は、それまでの死んだ魚の目から力が入っている目に
少しずつ変わるのです
自分の緩み切っている気持ちが、この夫とブス女に負けている事を悟る
そこから全てのスタートが始まるという気概を持つのです
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